底地権(そこちけん)とは、他人に貸している土地(借地権が設定されている土地)に対する「土地所有者(地主)側の所有権」のことです。一般的には単に「底地(そこち)」とも呼ばれます。
土地の所有権そのものは地主にありますが、借地人が建物を建てて利用する権利(借地権)を持っているため、地主が自由に土地を使ったり建物を建てたりすることはできません。
1. 借地権と底地権(土地の権利の切り分け)
1つの土地に対して、地主と借地人で権利が以下のように分けられています。
2. 底地権のメリットとデメリット(所有者視点)
メリット
デメリット・リスク(底地の課題)
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地主であっても土地を自由に使えない
・自分で家を建てたり、第三者に勝手に売却・貸与して使わせたりすることができません。 -
地代が低く設定されていることが多い
・昔からの契約の場合、地代が近隣相場より安く抑えられており、固定資産税を払うと手元にあまり残らないケースがあります。 -
第三者への売却価格(流動性)が低い
・底地だけを第三者に売却しようとしても、自由に使えない土地であるため、所有権(完全な土地)の30%〜40%程度の価格(底地割合)でしか売れないことが一般的です。
3. 底地権を整理・活用する4つの方法
底地の管理や固定資産税の負担、相続トラブルを解消するために、実務では以下のような解決策が取られます。
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借地人に底地を買い取ってもらう(最も一般的)
・借地人にとっても「完全な所有権」になるメリットがあるため、適正価格で買い取ってもらいやすい取引です。 -
借地人から「借地権」を買い取る
・地主側が借地権を買い取り、完全な所有権の土地に戻してから自家利用や高値での第三者売却を狙います。 - ・借地人と協力し、土地全体(所有権)として売り出すことで、市場価格に近い高値で売却できます。
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等価交換する
・土地の一部を借地人に引き渡し、残りの部分の借地権を返してもらうことで、お互いに狭くなっても「完全な所有権の土地」に分割・整理します。
